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ぼちぼちいこか

騙されたあたなにも責任がある
蓮光寺住職本多雅人さんの記事(6/16 中日新聞朝刊)より・・親鸞は「善悪のふたつ総じてもって存知せざるなり」と言っている。「何が善で何が悪だかわからない」という。経済的な豊かさを求め原発を支えてきた愚かな人間であったという懺愧(ざんき)の心を失っていくとわかったつもりの善に立ってしまう。わかったことにしている暗さ「無明(むみょう)」のことである。冒頭の親鸞の教えは無明であったとの愚かさに立ち返り、わからないままに学んでゆくことだけが人間を解放してゆく。・・

月刊法音(6月号)の法音春秋より・・山を削り、谷を埋め、道路を作り、列車を走らせ、どこにいても夏は涼しく冬は暖かくと、収入も何も考えず快適さを求め続けた結果が今の巨額な借金を抱えた日本である。政治家や役人だけではなく、その「恩恵」に与ったのは他でもない、時の国民すべてである。借金を重ねつつ国民は快楽を貪ってきた。便利さを捨て切れず電力不足を日本中が心配している。何百年何千年経っても消し尽くせない放射性物質を子孫に残して来世意の無上道が果たしてあるのか。・・

小出裕章著「騙されたあなたにも責任がある」(幻冬舎)では、「国民は原子力は安全だと騙された。騙されたなら騙されたことの意味を考え責任を取る」ということをみなさんに考えて欲しいと訴えている。



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