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ぼちぼちいこか

吉野川河口・汽水域の生物多様性を体感する夏の小旅行
 第4回生物多様性協働フォーラムが8月26日徳島市で開かれ、それに先立って計画されたエクスカーションに参加した。吉野川が海と出会う河口干潟や汽水域は国内でも最大級の規模と景観を誇り、生物多様性が高い。この写真は眉山から撮影しましたが、河口近くに高速道路が計画されているそうです。日本最大級の河川が創り出す壮大な風景が近い将来台無しになるそうです。
     
 吉野川の壮大な汽水域での漁業や氾濫源での農業「」の現場を訪れ、シオマネキ(絶滅危惧種)、渡り鳥干潟の生物観察、カワマタモロコ(絶滅危惧種)の生息環境などを確認しながら、夏の小旅行を楽しみました。このエクスカーションを企画したのはとくしま自然観察の会ですが、春夏秋冬と4回行ってきたエコツアーからええとこ取りして半日に凝縮された内容の濃いツアーとなりました。

 徳島は明治27年日本で11番目の都市であったとか、信州の野沢菜の8割は徳島から出荷されているなど初めて知りました。ボーゼのお寿司も初めて戴きましたが、滝の焼餅は美味しかったなあ。
       
| 環境 | 21:53 | - | - |
ボエーム
 2012年8月1日に行われた、ザルツブルグ音楽祭「ボエーム」の映像が早くも届いた。ダニエレ・ガッティ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団がたっぷりとプッチーニ節を聴かせてくれた。ボエームをウィーンフィルで聴くのは初めてだ。

 ロドルフォのピョートル・ベチャワ、ミミのアンナ・ネトレプコとも良い声を聴かせてくれた。そういえば2011年6月4日ネトレプコが聴きたくて名古屋(メトロポリタン歌劇場)までボエームを聴きにいったがキャンセルだったもんなあ。その時もロドルフォはピョートル・ベチャワだったんだ。その時よりも今回の放映の方が良かったような気がする。ネトレプコと歌うと違うのかな。

 素晴らしいプッチーニのボエームには、それを邪魔しない演出(ゼッフィレッリィ)がいいなあ。
| 音楽 | 05:30 | - | - |
道南旅行
 今週北海道を旅した。支笏湖、登別温泉と廻った後、洞爺湖サミットが開かれたザ・ウィンザーホテル洞爺にぶらりと立ち寄った。当時の福田総理大臣が、2050年までにCO2排出量を1990年比80%削減すると約束した会場である。ホテルには当時の新聞が残っている。新聞は、温室ガスに長期目標(毎日新聞)や温暖化対策結束探る(日経新聞)などと報じている。2008年7月のことであるが、何故か過ぎ去った遠い昔のような気がする。
   
 その後多くの総理大臣が交代し、日本の地球温暖化対策もそのシナリオが揺れている。アメリカの旱魃や西ナイルウイルスが報じられ、中国・韓国での豪雨が報じられる今日、当時各国の首脳は、有珠山と昭和新山を眺め、洞爺湖を眺めながら地球温暖化をどのように考えていたのだろう。

 当日宿泊した洞爺観光ホテルは、洞爺湖の深水35mから6〜7℃の水を汲み上げ、熱交換して冷房システムに使っていた。エコインという環境活動もやっていた。翌日は現在停止中の泊原発を横に見て神威岬までドライブした。このあたりの海の色は「積丹ブルー」というきれいな海岸が続く。

 原発のある海岸はどこもきれいだ。レンタカーにもドライブ中「ECO」が表示される。北海道地方は冬の電力不足が心配されているとテレビが伝えていた。北海道でもあらゆる所で「節電のお願い」が目についた。

 ところで、支笏湖のチップ(ヒメマス)寿し、登別温泉の祝いの宿登別グランドホテルの売店で買って呑んだ地ビール鬼伝説、洞爺湖レイクヒルファームのジェラード、8月4日日経に紹介された浜寿し(神威岬)のうに丼(3200円也)は美味しかった。

 北海道にはこんなに美味しい食材がたくさんあるのに、次亜塩素酸ソーダで殺菌して作らなければならない食品が必要なのだろうかと感じた。

 その後、島武意海岸、小樽(夕食はすし田)、札幌(宿泊は京王プラザホテル、夜食はにとりのけやき)と旅を続けた。新千歳空港から始まったドライブは、道中の木々の緑が青々として美しく快適であった。我が家は金谷農場からお米を買っているが、今回は日程の関係で訪問できなかった。関西よりも10℃以上も気温が低く、帰宅してからのうだるような暑さが心配だったが、2時間以上に及ぶ雷雨ですっかり涼しくなり、快適な夏休みとなった。

 小樽市内に入る前に、ニッカの余市蒸留所に立ち寄った。運転中で試飲することも出来ず、余市蒸留所限定の『シングルモルト余市12年 〜ピーティ&ソルティ〜』を買って帰りました。自宅で味わいましたが、美味しいですね。
| 環境 | 16:30 | - | - |
平城京の失敗に学ぶ
 日本の都としての奈良の役割は、大仏建立後、わずか32年で突然終わってしまうのだ。その荘厳さにもかかわらず、完成したばかりの首都はなぜ、突然移転されることになったのか?

 東大寺は、技術の粋を集めた世界最大の木造建築だ。中央には、重さ550鼎寮こ最大の銅製仏像が鎮座する。743年に造像が開始され、752年に完成した。

 大仏に使用した銅をこの地で採掘、精錬したため、環境汚染がひどく、あっという間に人が住めない環境になってしまったという説があるのだ、と。

 (フランシス・マキナニー著「パナソニックの選択」(講談社)、パナソニック前社長大坪文雄氏のお話より)
| 環境 | 07:32 | - | - |
食糧システム
 徹底的な貿易の自由化と規制緩和によって合併、統合を繰り返した末に巨大な「アグリビジネス」によって、途上国の貧しい生産者たちが魂を削って収穫した農作物が、徹底的に買い叩かれている。

 しかし、アグリビジネスは、先進国の大手食品メーカーからの厳しい値下げ要求に、統合を繰り返して巨大化し、常に地球上のもっとも安い農産物を見つけてくる以外に生きる道はなかった。

 そして食品メーカーの後ろには小売市場を支配するメガ小売店やスーパーマーケット・チェーンが控えている。メガ小売店からの厳しい値下げ要求や、より売れる新製品の開発要求に晒され、その内実は限界を超えるまでに消耗していた。

 更に、その巨大スーパーや巨大食品メーカーの後ろに控えていたのは、「一円でも値段が高ければ、よその店から買ってしまう、一円でも安くしろと命じている」私たち一般消費者であった。

 食経済の各階層で、自分たちが生き残るためにやむを得ないような選択を繰り返した結果にすぎない。まさにグローバリゼーションは誰も幸せにしない。我々消費者の目には、そのような不幸の連鎖の構造が、できるだけ見えないような仕組みが出来上がっている。我々はグローバル化という名の、日々自分で自分のクビを絞めていくゲームに知らない間に巻き込まれ、大勢の人を不幸にしながら、知らない間にそのゲームに夢中になっている。

 その構造は小田理一郎氏のシステム思考によっても明らかにされている。



 一見豊かに彩られたスーパーマーケットの棚の裏でどのような事態が進行しているかを知り、それぞれが自分の問題として考えない限り新しい解が出てくることはない。我々一人ひとりの、わずかな無関心さや、ちょっとした無神経さが回りまわって、あるいは幾重にも度重なった結果生まれてきたものにほかならない。

 人間のもっとも基本的な営みであるはずの食を、純粋な経済行為として扱ったところに、最初のボタンの掛け違いがあった。我々一人ひとりが食を単なる経済行為ではない、人間が生きていく上での尊い営みとして捉え直し、その思いを何らかの形で行動に移していくことで、初めて何かが少しずつ変わり始めるに違いない。

 (出典:「ポール・ロバーツ著「食の終焉」神保哲生氏の訳者解説より引用」)

 そういったことが宇根豊著:百姓学宣言(2011 農分協)の中で「経済を中心にしない生き方」として書かれている。
| 環境 | 19:01 | - | - |