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ぼちぼちいこか

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道南旅行
 今週北海道を旅した。支笏湖、登別温泉と廻った後、洞爺湖サミットが開かれたザ・ウィンザーホテル洞爺にぶらりと立ち寄った。当時の福田総理大臣が、2050年までにCO2排出量を1990年比80%削減すると約束した会場である。ホテルには当時の新聞が残っている。新聞は、温室ガスに長期目標(毎日新聞)や温暖化対策結束探る(日経新聞)などと報じている。2008年7月のことであるが、何故か過ぎ去った遠い昔のような気がする。
   
 その後多くの総理大臣が交代し、日本の地球温暖化対策もそのシナリオが揺れている。アメリカの旱魃や西ナイルウイルスが報じられ、中国・韓国での豪雨が報じられる今日、当時各国の首脳は、有珠山と昭和新山を眺め、洞爺湖を眺めながら地球温暖化をどのように考えていたのだろう。

 当日宿泊した洞爺観光ホテルは、洞爺湖の深水35mから6〜7℃の水を汲み上げ、熱交換して冷房システムに使っていた。エコインという環境活動もやっていた。翌日は現在停止中の泊原発を横に見て神威岬までドライブした。このあたりの海の色は「積丹ブルー」というきれいな海岸が続く。

 原発のある海岸はどこもきれいだ。レンタカーにもドライブ中「ECO」が表示される。北海道地方は冬の電力不足が心配されているとテレビが伝えていた。北海道でもあらゆる所で「節電のお願い」が目についた。

 ところで、支笏湖のチップ(ヒメマス)寿し、登別温泉の祝いの宿登別グランドホテルの売店で買って呑んだ地ビール鬼伝説、洞爺湖レイクヒルファームのジェラード、8月4日日経に紹介された浜寿し(神威岬)のうに丼(3200円也)は美味しかった。

 北海道にはこんなに美味しい食材がたくさんあるのに、次亜塩素酸ソーダで殺菌して作らなければならない食品が必要なのだろうかと感じた。

 その後、島武意海岸、小樽(夕食はすし田)、札幌(宿泊は京王プラザホテル、夜食はにとりのけやき)と旅を続けた。新千歳空港から始まったドライブは、道中の木々の緑が青々として美しく快適であった。我が家は金谷農場からお米を買っているが、今回は日程の関係で訪問できなかった。関西よりも10℃以上も気温が低く、帰宅してからのうだるような暑さが心配だったが、2時間以上に及ぶ雷雨ですっかり涼しくなり、快適な夏休みとなった。

 小樽市内に入る前に、ニッカの余市蒸留所に立ち寄った。運転中で試飲することも出来ず、余市蒸留所限定の『シングルモルト余市12年 〜ピーティ&ソルティ〜』を買って帰りました。自宅で味わいましたが、美味しいですね。
| 環境 | 16:30 | - | - |