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ぼちぼちいこか

90歳ヒヤリングのすすめ
ゴールデンウィークの半ば、関学の図書館に本を借りに行った。一般社会人は2週間で3冊借りることができる。年間6,000円(試験中は入館禁止)。いつも入り口に新刊本が並べてある。行った時は必ずこの書棚を見ることにしている。今日は、その新着棚から「90歳ヒヤリングのすすめ」「白物家電の神話」「脱原発の市民戦略」の3冊を借りてきた。大学の図書館を利用し始めて3年になるが、大学の図書館って贅沢だなあと思う今日この頃である。

「90歳ヒヤリングのすすめ」では、”近代化を求めすぎ、共生を失った”、”家は「消費」の場でなく「生産」の場だった”、”自然で人をもてなす”など含蓄のある言葉が並ぶ。



「脱原発の市民戦略」は、何が原発を「必要」としてきたのか、「脱電気」の重要性、「脱クルマも脱原発への道」など判りやすい図表を使って説明している。消費者の消費行為が、その場では一見電力を消費していないように思われても、産業のメカニズムを通じて電力需要を誘発していると警告している。日本では政治文化として、数十年単位のビジョンを描いて、そこから逆算してバックキャスティング的に政策を構成する手法になじまない。ここであえて「バック・トゥ・ザ・90s」すなわち「1990年代に戻ろう」というコンセプトも検討の余地があるのではないかと提言している。



「白物家電の神話」は、「白い電気冷蔵庫」を中心に白物家電が持つさまざまなイデオロギー機能を暴いている。著者は、白物家電をめぐる「白い神話」を二階建ての家に例え、一階部分にあたるのが「近代衛生学」が生んだ白い神話であり、二階というのは一階がなければ成立しなかったと述べている。表向きは白物家電の分析であるが、モダンライフと言われているものが「電力供給」という構図の上で成り立っており、核エネルギーと共に「二十世紀の神話」に過ぎないことを見抜かなければならないと力説する。



今日のマスコミは、どのチャンネルも日本の原発がすべて止まることを報道している。関電は原発を動かさないとこの夏は15%の電力不足になると言っている。関電は50%を原発に依存してきた。市民は節電50%を行っていないのに、現在すべて原発が止まっているにも拘らず何故停電にならないのだろう?

原発には水力・火力二つの発電設備がセットになっている。従って全ての原発が無くても電力不足にはならない。その上、揚水ダムという、原発の余った深夜電力を捨てるだけの設備も必要である。「電気の1/3は原発で作っている。原発が無いと電力不足となる」、というのは国や企業が意図的に流したすり込みです。・・(中略)・・この二つの仕組みがないと原発は稼動できませんが、ほとんどの人はそのことを知らないので、国や企業が意図的に流した「電気の1/3は原発で作っている。原発が無いと電気不足になる」、というすり込みの方を信じてしまっている山田征さんのお話から)。その山田さん、風力発電・太陽光発電にも大きな問題点があると指摘している。
| 環境 | 21:59 | - | - |
ヨナス・カウフマン
4月下旬のBSプレミアム・シアターでヨナス・カウフマンがアンジェラ・ゲオルギウ(トスカ役)と元気にカバラドッシ役(歌劇「トスカ」)を歌っていた。収録は2011年7月コヴェントガーデンとなっていた。それなのに2011年9月末の日本公演ローエングリーン役はキャンセル。胸部の結節を取り除く手術とか、お詫びのチラシにかいてあったなあ。もう元気になったのかな。
| 音楽 | 17:15 | - | - |